光回線

auひかりはなぜ早い?今も将来も速度が低下しずらい3つの理由

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auひかりは回線速度が出やすいとして人気が高まっている光回線です。

ただ、光回線は毎月かかる費用としては決して安くないものなので、ちゃんと満足する速度が出るのか心配ですよね。

そこで本記事ではauひかりの速度の実態について解説していきます。

記事内の凡例について

記事内では重要な部分を色マーカーで強調しています。色や太さの違いは以下の通りです。

青色のマーカー:メリット
黄色のマーカー:注意点
赤色のマーカー:デメリット
マーカーの太さ:重要度

auひかりの速度はなぜ早い?

auひかりは他社と比べてなぜ速度が出やすいのでしょうか。まずはポイントを整理します。

ポイント

  • auひかりの光回線シェア率は13%*で混雑しにくい。
  • auひかりはすべて自社で構築している。
  • auひかりはIPv6対応状況が100%。

* 総務省公開資料より:電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表

auひかりはシェア率が13%で混雑していない

最も大きい理由はauひかりの利用者が少ない事です。総務省公開の資料ではauのシェアは約13%しかありません。

後述しますが光回線は共有する世帯数が多くなればなるほど遅くなるので、マンションタイプの一部ではまともにTwitterすら開けない事もあり得ます。

しかし、フレッツ光かauひかりを選べる状況であれば10人に1人しかauひかりを選んでいません。100Mbpsを1人か2人で使えるとなれば当然速度で悩む事はありません。

利用者が少ないからこそ早いというのがauひかりの特徴です。

auひかりはすべて自社で構築している

auひかりでは光回線に伴う設備を自社で構築しています。

自社で作っているという事は、混雑箇所を改善する為に必要な事を自分たちで素早く出来るという事です。

これはフレッツ光を使った光コラボ回線ではできない事です。

更に、もし人気が出て混雑箇所の対応が遅れても、今後は混雑しにくい仕組みになるので、フレッツ光のように遅くなるような事は考えづらいです。

今後は今のような混雑は起きにくい

IPv6を使えば早くなる、という意見を聞いたことがないでしょうか。

IPv6とは本来インターネット上のあなたの住所を差すものなのですが、光回線においては速度向上の意味合いで使われる事が多くなっています。

インターネット上にあるすべての機器はこの住所が割り当てられています。

現在はIPv4という少ない桁数の住所を使っているのですが、空きがなくなってきたので桁数を増やしたIPv6に移行してきている、という状況です。

今はまだ移っている途中なので、国内の大きなコンテンツ(例えばPSNなど)のほとんどがIPv4を使っていますが、いずれIPv6になるでしょう。

全てがIPv6になれば、IPoEという技術が使えるようになるので、現在混みあいやすい回線事業者とプロバイダの間を避ける事ができるようになります。

北海道から九州に行くのに今まで車だった人が飛行機を使えるようになるイメージですね。

auひかりの中身が現在のフレッツ光のように混雑する前に国内の機器がIPv6/IPoEになれば速度問題は出てきません。

つまり、数年のうちにauひかりのシェアがNTTを抜いて1位にでもならない限りは速度低下が起きづらいのです。

auひかりはIPv6対応状況が100%

日本国内のIPアドレスを全て管理しているJPNICという組織がauひかりのIPv6対応率は100%だと明言しています。

NTTのフレッツ光がまだ半分しか進んでいない中、auひかりは100%です。

このおかげで将来、速度が低下する心配がありません。

auひかりで選べる回線速度

速度低下が起きづらいauひかりですが、選べるプランはいくつかあります。

auひかりのプランに関する特徴は以下の通りです。

ポイント

  • 戸建て向けは1ギガ、5ギガ、10ギガと高速。
  • 1ギガ以上のプランは国内ではauひかりとNURO光のみ。
  • マンション向けはほとんどが100Mbps。
  • 例外としてミニギガは1ギガ、都市機構は16M。
  • マンション100Mbpsでも建物によっては70Mbps。
<auひかりプラン別の速度表>
タイププラン下り速度上り速度
戸建てホーム1ギガ1Gbps1Gbps
ホーム5ギガ5Gbps5Gbps
ホーム10ギガ10Gbps10Gbps
マンションギガ
ミニギガ
1Gbps1Gbps
タイプV
都市機構DX
タイプE
タイプF
100Mbps*135Mbps*2
都市機構16M16Mbps16Mbps
*1 一部の建物は70Mbps
*2 一部の建物は30Mbps

auひかりの大きな特徴は戸建て向けに5ギガ、10ギガという超高速メニューを揃えている事です。

1Gbps以上のプランを扱っているのは国内では現在、auひかりとNURO光だけです。

また、マンションタイプでもギガタイプやミニギガタイプに属する場合は1Gbpsと戸建てと同等の速度プランを扱っている点もポイントです。

auひかりの速度は本当に早い?

auひかりはかなり高速で速度の低下が起きづらい回線ですが、実際は表記通りの速度はでません。これはすべての光回線に共通している事でいわゆるベストエフォート型と呼ばれるものです。

ただ、表記通りではありませんが、国内では一番早い回線として人気です。

表記通りの速度が出ない理由や本当に早いのかが気になる所でしょうがまず回線速度についておさらいしていきましょう。

回線速度が100Mbpsと1Gbpsでどう変わるのか、誤解があると無駄に高いプランを契約してしまうかもしれません。

回線速度の中身について

回線速度の単位であるbps(Bit Per Second)から行きましょう。

ポイント

  • bpsとは1秒間に転送できるbit数。
  • 全てのデータはBitの集まりで出来ている。
  • Bitは8つ集まるとByteになる。(8bit=1Byte)

よくある勘違いとして100Mbpsあれば100MBのアプリが1秒でダウンロードできるというものです。

ポイントはアプリなどのサイズは大文字表記(B)、速度は小文字表記(b)という点です。大文字のBはByteの略で小文字のbはbitの略。そして1Bはbitが8つ集まったものです。(1B=8b)

つまり100MBのアプリを100Mbpsで受信しても、実際は1秒に12.5MBしか転送できないので8秒かかります。

1秒と思っているのに8秒かかれば感覚的に遅いと思っても仕方ありません。

ダウンロードが遅い!と思っている場合でも案外、契約速度通りの早さで通信できているかもしれません。

普段使いにおける100Mbpsと1Gbpsの違い

転送速度が早くなればそれだけアプリなどのダウンロードは早くなります。しかしWEBサイトや通販サイト程度では体感できるほどの違いはありません。

WEBサイトの容量は1MB以下が普通で、大きなところでもせいぜい3MB程度ですし、オンラインゲームも最新のものですら1秒1MB程度しか使いません。

オンラインゲームや動画視聴の場合は、1秒換算していますがダウンロードにかかる時間が1秒未満であれば止まる事はありません。

簡単に違いを表にするとこのようになります。

アクション容量100Mbps1Gbps
WEBサイト閲覧3MB/ページ0.24秒0.024秒
Twitter閲覧5MB/回*10.4秒0.04秒
Instagram閲覧2MB/回*20.16秒0.016秒
オンラインゲーム1MB/秒0.08秒0.008秒
高画質動画視聴3MB/秒0.24秒0.024秒

どちらの速度でもほぼ一瞬です。体感できる人は少ないのではないでしょうか。

ゲームソフト本体などファイルそのものをダウンロードする場合は容量が大きいので速度の違いを体感できますが、普段使いの中で早い遅いを実感する事はあまり考えられません。

つまり、本来はどの速度メニューを選んだとしても体感で遅いと感じるようなものではありません。

しかし1Gbpsの回線でも実際には遅いと感じる人もいます。

速度が遅くなる理由

光回線が遅くなる一般的な理由には4つの要素があります。

ポイント

  • 利用者側の環境
  • 接続相手の環境
  • 回線事業者の設備
  • プロバイダの設備

利用者側で起きやすいのは使っているパソコンのスペックが古い場合です。スペックが古いと、どれだけ回線が早くても表示に時間がかかってしまいます。

他には家庭内で無線LANを使っていて電波が悪い状態になっているなども考えられます。

同じように接続相手の設備もスペックが悪ければ反応が悪くなります。サービス内容によって制限をかけているケースもありますので有料会員になれば改善する事が多いです。

例えばニコニコ動画は有料会員にならないと動画の読み込みが遅い、などです。

最新のスマホなのに無料サイトやSNSが日中帯でも全然表示されないという場合、回線事業者かプロバイダの設備が原因で遅くなっていると考えられます。

回線事業者またはプロバイダの設備に関しては複雑なので更にポイントを絞ると以下のようになります。

ポイント

  • 戸建てはプロバイダの装置が悪いと遅くなる。
  • マンションはタイプVだと利用世帯数が多いほど遅くなる。

1本の光回線を沢山の人で共有しているから遅いという解説を見た事がないでしょうか。間違っている訳ではありませんが、これでは少し言葉が足りてません。

戸建てでは、光回線よりももっと上位側が混んでおり、マンションタイプの一部では多くの世帯と100Mbpsを共有してるからです。

元々auひかりの光回線は1Gbpsまで出る仕組みです。戸建ても他の世帯と共有する事になりますが、仮に同時に使っても大体30Mbpsは出るので遅くなる事は稀です。

戸建てで遅い場合は、auひかりとプロバイダの間にある装置で順番待ち状態になっている可能性が高く、このケースではプロバイダ変更で改善する事があります。

絶対に速度で悩みたくないという方は5ギガプランや10ギガプランを検討すると良いでしょう。

回避策のある戸建てと違い、深刻なのはマンションタイプです。

現在主流のタイプVでは建物の中で100Mbpsに変換して各戸へ分配されるので分け合うと3Mbps程度になってしまいます。

建物の配線タイプを変えないといけないので、なかなか利用者側では回避しづらい問題ですが普通であれば、WiMAXなどの高速モバイル回線をお勧めする所です。

しかし前述したようにauひかりでは他社の回線よりも速度低下が起きにくいので人気が高いという事ですね。

auひかりの速度評価

一つの指標としてNetflixという映像配信事業者が公開している情報が参考になります。

Netflixでは全世界のピークタイプにおける実効速度を調べる事ができます。

ピークタイム(19:00~23:00)に測定するとどの光回線を選んでも平均5Mbpsすら出ていないので如何にプロバイダとの接続部分が混みあってるかわかりますね。

実際の速度は利用者の住所や開通したタイミングなどで変わるため運要素の強い所ですが、そんな中でも常にauひかりは一番速度が出ています。

2018年2月にSoftbank光が追随していますが、それでもまだauひかりほどの速度は出ていません。

あくまでNetflixというauとは別の企業が測定しているものなので、元の回線プランが戸建てなのかマンションなのかわかりませんが、他の事業者よりも高速で利用できる可能性が高い事は確かでしょう。

世間の評判は?

実際に使っている人の意見を聞きたいという人も多いでしょう。

しかし利用者の住所や申し込みタイミング、プロバイダによって速度も変わる為、誰かが1Mbpsしか出ていなくてもあなたは90Mbps出るかもしれませんしその逆もあり得ます。

全く同じ条件で計測ができない以上、SNSや口コミサイトにある評判は信憑性の問題もあるのであまり参考にしない事をお勧めします。

auが乗り換え費用を肩代わり

auひかりは今もこれからも早いとわかっても、今お使いのネット回線から乗り換えるとなると違約金の関係でなかなかすぐにという訳にはいきませんよね。

しかし、auひかりでは他社でかかる違約金を30,000円まで負担してくれる「auひかりスタートサポート」という特典を用意しています。

フレッツ光の違約金が最大30,000円なので全額負担してくれる形ですね。

違約金を気にしなくても良いので、速度の心配をしたくない方はぜひ乗り換えを検討してみてください。

auひかり

auひかりの速度まとめ

auひかりの回線速度についてまとめると以下の通りです。

ポイント

  • 戸建ては5ギガ、10ギガプランがある。
  • マンションは一般的なラインナップ。
  • 他社回線より速度低下が起きにくい。
  • 利用者が少なく混雑しないから早い。
  • 動画配信会社のお墨付き。
  • 完全IPv6対応なので将来も速度低下の心配なし。

auひかりに乗り換える場合でも違約金の心配をしなくてよいので夜間の通信速度でお悩みの方はauひかりにしてみてはいかがでしょうか。

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