
数ある情報サイトの中、当サイトを訪れてくださいましてありがとうございます。管理人のクリオネです。
ここでは簡単ではありますが、私のプロフィールやサイトの立ち上げ理由についてご紹介させて頂きます。
また、このページを御覧頂いているという事はきっと「どんな奴が書いてるんだ」と興味をもって頂けたのだと思いますので、なるべく素に近い文言や表現で綴らせて頂こうと思います。
メインコンテンツとは違ってだいぶ読みづらくなるかもしれませんが、ご了承いただければ幸いです。
管理人は何者?
ネット上ではクリオネという名前で活動しております。
いわゆる大手通信キャリア(NTT・KDDI・ソフトバンクのどれか)でネットワークサービスのプロダクト開発を担当しているしがないサラリーマンです。
好きな事は睡眠。ただただ惰眠を貪って生きたいです。水曜どうでしょうを流しながら寝るのが最高に幸せです。北海道に住んでもいない癖にナックス大好き人間です。
あとはネットワーク全般が好きですね。光、DSL、PRI、衛星、無線、SDH、MPLS、SDN、NFV、BGP、OSPF、Cisco、Juniper、F5、Ethernet、IP-VPN、ルータ、スイッチ、WDM、もうごちゃまぜで好きです。
学生の頃は全く興味なかったんですけどね。今の会社にいるうちにすごく好きになりました。大学は文系だったのに。
文系だけどIT系に進みたいという方、安心してください。実務をすれば勝手にロジカルシンキングになりますし数字にも強くなります。というかそうじゃないとしんどい。
組織に所属すれば納得できない事だらけですが、出来るだけ仕事を好きになってあげてください。好きこそものの上手なれという言葉の通り、絶対いい方向に進みます。
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だいぶ脱線してしまいました。
話を戻すと私はプロダクト開発の部署にいます。プロダクトというとなんだかスマートですが私はもちろん組織長などという偉い立場の人間ではありません。
私自身はチームの一員として会社にあるヒト・モノ・カネで、新しいサービスを企画して、社内関係者と調整して、上司の決裁をもらうというごくごく普通の事をしています。
最近では中堅の歳になったので怒られる事は少なくなりましたが、それでもやっぱり組織や上司にフラストレーションを溜める日々です。
なんでもっとわかりやすいプランにしないんだ!とかこの表現方法は誇大広告とまでは行かないけどユーザーフレンドリーじゃないよね?やめようぜ?とか。
でも決裁者でも広報でもない単なる一社員ではなにも変えられません…。
という訳でちょっとネットワークに詳しいだけの社会人と思ってもらえたら間違いないです。
なぜこのサイトを立ち上げた?
理由については少し複雑です。出来るだけ言語化してみますので長くなりますがご容赦ください。
光回線もモバイル回線もそうですが、今の世の中ネットがあって当然ですよね。でもネットを使う人はいろんな方がいて、当然厳しいご意見を下さる方もいれば便利だ!と言ってもらえる事もあります。
ただ、最近は厳しい意見がすごく大きいな、と感じています。
キャリアの問題、ネットの問題
フレッツは激遅で使い物にならないとか、スマホもモバイルWi-Fiも容量が少なくて使えねぇ!みたいな。
仰る通り、皆さんのニーズに応えられるようなネットワークが作れていないのかもしれません。でも、言い訳になるようですが通信キャリアはどこも皆さんの不満を素直に受け止めて設備の増強に尽力しています。
よく通信キャリアは金の亡者のように言われる事がありますが、一人の負担額と一人が使える容量(設備)のバランスは取れていると私は思います。
今は次々に容量を食うコンテンツが出ていますよね。SNSや動画コンテンツは魅力的です。
しかし使ったら容量がなくなった!安くしろ!というのはいささか乱暴なのでは…と。
コンテンツやキャリアが悪い、利用者の使い方が悪い、という話ではなく「なにかを使えば対価が必要」というのは極々当たり前な話ではないでしょうか。
資源は無限ではありません。お金も無限ではありません。これは個人であっても企業であっても同じです。もっと大きく言えば国だってそうです。
2012年、ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領が感動的なスピーチをしました。
「貧しい人とは少ししか物を持っていない人ではなくもっともっとといくらあっても満足しない人のことだ」
国連の環境会議での言葉です。ぜひこちらの動画を御覧ください。
環境問題と通信はまったく別次元の話でしょうか?いいえ、私たちの生活を豊かにする考え方がこのお話に詰まっています。
日本にも似た意味で「足るを知る」という言葉がありますね。成長や発展を期待する一方で、こういった考え方を心に持つことは大切なのだと思います。
確かに日本企業側の姿勢は褒められたものではないかもしれません。
「無制限」を謳っているくせに実はこっそり制限してるとか理論値ばっかりで実効速度を全然発表しようとしないとか、そういう大げさに言えば「隠ぺい体質」な所があるのでこのような意見も仕方ないかなとは思います。私だって一消費者ですので全くその気持ちがない訳ではありません。
特に利用料金の設定なんて利用者からすればブラックボックスですからね。訝しむのも無理はないです。
でも、一部のWEBサイトやブログが必要以上に不平不満、デメリットを煽り立てておりこのままでは読者の皆さんはいつまでたっても豊かになれないと感じています。
先ほどのホセ・ムヒカ氏の言葉を借りると、いつまでも貧者のままです。
ネット回線の情報サイトを見るとどこもかしこも「騙されるな!」「プロがレビュー」などインパクトのあるタイトルで関心を集めています。
確かに各論として、一個人の意見を発信するのはなにも問題ありません。本当に通信業界の仕事に携わっているのであればそれこそ表現の自由です。(行き過ぎるのはまずいですが。)
実際にサービスを利用する前のユーザーにとって有益な情報もあるでしょう。しかし、なぜそんなにネット回線そのものやよそ様のサイトを悪者にしようとしているのか。
結局そこには運営者の利益優先という思想があるからなのでしょう。
運営者の都合が優先されてない?
ある記事では光回線を使っている人は時代遅れで情弱(情報弱者)だ、という論調をしているものもあります。
そんな事はありません。光回線もすごく便利です。ニーズが合う人は必ずいます。
別の記事ではよそ様のWEBサイトは間違いだらけで正しいのはウチしかない、という過激なものもあります。
本当にそうでしょうか。誰だって間違いを犯します。組織でなく個人で運営しているメディアなら余計情報が古い事もあるでしょう。
それに読者層が同じとも限りません。見方によっては正しいという事もあるのではないでしょうか。
ある人がリンゴは赤いと言いました。じゃあ赤くないリンゴはリンゴじゃないのでしょうか。いいえ、青リンゴだってあります。
さすがに利用料のようなに計算式で正解・不正解が明確なものは古くなったり間違っていれば更新すべきと思いますが…。
何を言いたいのかというと、ネットは今すごくピリピリしているという事です。煽り煽られ対立しては陰口を叩いて。
もはやそういった論調のブログが多すぎて感覚が麻痺していますが、ちょっと異常です。他者への敬意が全く感じられません。
理由のひとつに「代理店などの営業がひどい」というのもあると思います。ネットの影響力の大きさというもの大いにあるでしょう。
どこまで行っても個人が発信しているのなら各論ですし意見にバイアスもかかります。
私はキャリアで働く人間ですが、だからと言って別の方々より優れた人間などと思ってもいません。
多少ネットサービスの知識はありますが、読者の方には私よりネットサービスに造詣が深い方もいらっしゃるでしょう。
それなのに、自分以外の情報サイトを排除するような意見をネットという世界に発信するのは…あまり褒められたものじゃない気がします。
複数の意見を参考にしてください。
ネットサービスなんてのは複雑なので、いろんな意見を集めて判断した方が絶対いいです。偏った一つだけの意見ほど危ないものはありません。
今は個人が簡単にアフィリエイトに参入できるのでますますこの傾向が顕著ですね。とにかくよそのサイトには行かせまいと必死です。
売上が減る訳ですからね。だからこそ過激な表現が多いです。
逆説的に過激な表現を多用している所は売上意識が強すぎて特定のサービスに強めのバイアスがかかっている可能性がありますので注意した方がいいかもしれません。
読者にも業界にも優しいもの
結局、なにがなんやら…。脱線しすぎました。
もちろん私だって売上がある事に越したことはないですが、その為の絶対条件は読者の方に喜んで頂く、生活をわずかでも豊かにして頂く事です。
私はネットワークが好きでこの業界にいますが、今の情報サイトやブログ、Twitterの過剰なプロモーションが凄く残念です。陰口やケンカばかりしていて。
そういうのって、まとめブログを読んでいる訳でもないのに見ている方も嫌じゃありませんか?
もっと企業やサービス、他の人に敬意を持った情報サイトがあっても良いと思います。
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私がこのブログを立ち上げたのは、足るを知り色々なものに感謝したかったからかもしれません。
サイト名「FULLMESH」ってなに?
FULLMESHとはネットワーク用語のひとつで、全ての機器が相互に接続されている状態の事を言います。
このサイトにあるすべての情報が繋がって読者の皆さんの回線選びのヒントになれば、という思いでつけた名前です。
最後に
最後まで駄文をお読みくださり本当にありがとうございます。
会社員という立場上、更新頻度はそこまで高くできないと思います。またコンプライアンス遵守の為、既に世の中に出ている情報しか取り扱いができません。
しかし、各サービスの価格も当然ながら、なるべく皆さまが疑問に思う事や不信に思う事なども積極的に取り上げていきますので、このサイトで何かしらの良いヒントを得られる事を願っております。